宇宙開発の裏にある正体とは

米ソ冷戦時代には、武力闘争以外にもさまざまな闘争や競争が行われました。
その中でも最も世界各国から注目を集めたのが宇宙開発に関するもので、両国共に競ってロケットの開発、打ち上げを行なっていました。
その後ソ連の崩壊とともに冷戦には終止符が打たれ、また世界的な経済の衰退などの理由から巨額な宇宙開発費の捻出も難しくなっていきました。
しかし、宇宙開発技術と軍事技術には密接な関係があり、近年は中国が積極的に宇宙開発に乗り出しています。
2003年にはソ連、アメリカに次いで3番目となる宇宙有人飛行の成功、そして2007年には軌道上衛星の破壊実験や月探査衛星の打ち上げを行なっています。
このように現在中国はその関心を宇宙へもと向けているのです。
中国が宇宙に関心を寄せているのは、米ソの時代のものとは異なり月に存在するさまざまな鉱物や燃料といった天然資源です。
単に国威発揚や軍事面だけでなく、将来に向けてのこういった資源の確保が目的と考えられます。

土地と海洋

中国の国土は北はロシアや北朝鮮、南はネパールやミャンマーなど計14の国と国境を接しており、その広さは世界第3位です。
そのため国境問題は常に存在しており、かつての長年に亘って争っていたロシアとの問題は解決しましたが、ブータンやインドとは現在も尚係争地を行なっています。
土地だけでなく海洋部分においても領有権争いを繰り広げる中国ですが、単に領土問題だけでなく、そこに眠る海洋資源や海上交通路の確保、そして国の持つ力を海外に見せつけることも目的と考えられます。