人権よりも国家の意向が優先される

司法も国家の指揮下に置かれている中国は、民主主義国家とはいえないでしょう。
裁判においても人権よりも国家の意向が優先されるのが常で、世界の国々の人権団体からの非難を浴び続けているのが現状です。
死刑執行率の高さ、見せしめのための極刑判決や刑の執行、反政府活動家への扱いなど、多くの問題点が司法構造にも多く認められるのです。
今後中国が世界の大国として存在していくのであれば、これらの改善も必須といえるでしょう。
また、著作権などの知的財産権といったものへの意識が低いのも改めなければならない点です。
コピー商品や著作権を侵害したような品物が横行していますが、国を挙げて改善へと取り組む意識が低いので今後もあまり期待できない分野といえるでしょう。

本土の中の異質

中国の国土の中にありながら異質な存在である「香港」。
ここはアヘン戦争以来1997年に返還されるまでイギリスの植民地として発展を遂げ、今では特別行政区に指定されています。
現在の香港の経済状況は良好で、本土とは異なる資本主義制度が敷かれているのが特徴です。
近年の中国の問題点として、民族に関する問題も避けることができません。
中国の人口の大半は漢民族なのですが、チワン族や満州族などの少数民族も多数存在しています。
けれども自治範囲は狭いうえに満足な権利も与えられていません。
その上に中国共産党の民族浄化政策や独立運動への弾圧などが行なわれ、それに反発した彼ら少数民族たちによって各地で過激派によるテロなどが行われています。