アジア・東欧における中国

中国と北朝鮮、そして韓国はそれぞれ非常にややこしい関係にあります。
というのも中国と北朝鮮は建国以来からの密接な繋がりを持っていますが、北朝鮮と敵対する韓国とも関係があり、つまりは「三つ巴」状態になっているからです。
この背景にあるのは、アメリカの対北朝鮮への強硬姿勢と北朝鮮の崩壊を避けたい中韓の思惑です。
また現在韓国には米軍が配備されており、もし朝鮮半島において南北が統一されれば米軍の置かれた国と国境を接することになってしまうのでそれを避けたいという中国の思いもあるのです。
中国によると「台湾は中国の不可分の一部」としていますが、一方の台湾では「中華民国が唯一の政府」であると主張しています。
これには、中国本土で共産党に敗れ逃れた国民党が中華民国(台湾)を建立したという歴史があります。
お互いの主張があいまみえることはないのですが、台湾の企業が中国本土に進出するなど経済的結びつきからも国民の間では現状維持を望む声も大きいようです。
ただ、国際社会において台湾は「国」ではなく「一地域」という扱いになっています。
かつてはコスト削減のために日本の他、多くの国々が中国に製造工場の拠点を置いていたものです。
ところが、近年は中国企業が海外に拠点を設けるケースも見られ、その大半はベトナムなどのASAN諸国です。
開発の援助や電力支援などを行なうことで自国への警戒を薄めさせるのみならず、労働力を取り込んだりして影響力を高めることをも目的としているのです。

ロシアとの関係

同じ社会主義国でありながら、中国とソビエト連邦はかつて対立を続けていました。
けれどもソ連崩壊後のロシアとその周辺地域との関係は良く、現在では周辺地域の安全保障や資源の供給面から両国間は蜜月状態と呼べるでしょう。